HISASHI SHIRANAMI

HISASHI SHIRANAMI
白波 久 | 株式会社オンリーファクトリー

ものづくりの匠

オンリーのものづくりを支える「オンリーファクトリー」は、オーダースーツ「テーラーメイド by KOICHI NAKANISHI」の年間2万着の縫製を手掛けるほか、提携工場への技術指導を行う。オンリーのスーツがオーダーもプレタも高いクオリティでお届けできるのは、オンリーファクトリーがあるからこそ。「お客様に着てもらいたい一着があるから」今日もまた一着一着と、お客様のスーツが仕立てられていく。

ファクトリー

スーツは湿度管理が命と言われている。工場内の湿度は生地や機械工具に水滴が付かない超音波加湿器で常に60%に保たれている。これは日本の気候風土を考えてはじき出しされた長年の経験に基づく数値である。カッティングを終え、パーツとなった生地も加湿装置にかけられる。湿度の高い日本において、実際に着られるときのことを考えての一手間が、美しい仕上がりを生み出す秘訣と言える。こだわる部分には徹底的にこだわり、一方で無駄を極力省き工程をスムーズにすることでオンリーのスーツが完成していく。

HOME WASH
(洗えるスーツ)の開発

オンリーファクトリー工場長の白波は、日本で最初にウールマーク協会の認可を取ることに成功した“洗えるスーツ”の第一人者である。巷のウォッシャブルスーツは合繊独特のテカリが多いが、オンリーの洗えるスーツは、合繊ながら一見ウール100%にしか見えない風合いと色柄が特徴。自宅の洗濯機で洗うため、縫い目や折り目に形状記憶加工の「シロセット加工」を施すほか、洗濯時に水が溜まらないような仕様にすることで完成したオンリーのホームウォッシュスーツ。防シワ性、保型性ともに最高レベルと自負している。

空(KU)の開発

通常のスーツに比べ約100g軽量化した超軽量“空仕立て”。その秘密はスーツの形状や着心地を左右する“毛芯”にある。型崩れを防ぎ、胸の立体感を保つのが毛芯と呼ばれるスーツの芯地の役割。昔のスーツはフル毛芯を使い非常に重たい仕上がりだった。現在では肩から胸にかけてのハーフ毛芯と前身頃をカバーする接着芯との併用が主流だが、白波はさらに軽く、かつ保形性を追求した“毛芯”の開発に成功。通常スーツ作りでは決して使わない資材を使い、さらに特殊加工を施すことで、軽量ながら型崩れしないスーツを実現した。

技術指導と海外オーダー

オンリーにも海外にプレタ(既成品)の生産拠点がある。オンリーファクトリーはそこでの技術指導も担う。他社ではそのほとんどが仕上がり(出荷前製品)の確認のみ。つまり途中工程での改善点を見つけ出さないから、根本的な改良にはならない。オンリーファクトリーでは裁断から縫製、プレスに至るまでの全工程をくまなくチェック。理由や原因を解明して指導に当たるがゆえに、入荷後の不良品の発生は極めて少ない。そしてミニマルオーダーの稼働にあたっても、海外提携工場でのオーダースーツの生産性と品質維持に関する技術指導を徹底し、自信を持って送り出すことのできるオーダースーツ生産の途を切り開いた。

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